黎の軌跡よりシズナさん。遅刻だらけのバレンタインの締め。仕上げました。きっと彼女はセリフを言い終えることなく、アニエスさんとエレインさんの EX チェインで退場させられてしまうことでしょう :-D
追加の塗装の効果がわかる写真をいくつか掲載します。
前方から。差し色がきちんと入ると画が締まりますね。また、半光沢のトップコートを吹いたことで、メタリックカラーが落ち着いた風合いになりました。光沢感こそ減ったものの、歴戦の騎士といった出で立ちで、これはアリと思いました。
後ろからも。背面もまた画に差し色の恩恵がありますね。写真では右足がうまく接地してないように見えますが、これは私のポージングのさせ方が良くないだけです。ヴァリマールは各所の関節の渋みが強いため、脚の角度に合わせて足首を曲げておかないと、きちんと接地しないのです。逆の見方をすれば、角度をきちんと合わせてポージングすれば、そこから自重でポーズが崩れることはないということで、それはそれで頼もしい設計なのだと思います。
以上でヴァリマール制作日記は終了です。いかがでしたでしょうか。
私は今回、買ってよかった、塗ってよかった、最後まであきらめずに完成させて良かったと思っています。MODEROID 《灰の騎神》ヴァリマールは本当に格好いいキットです。エングレービングのゴールドの塗装は本当に大変でしたが、塗装素人でも丁寧に作業すれば何とかなりました。発売してくれて、本当にありがとう!という気持ちです。
次はオルディーネが商品化されるようですので、発売されたらまた頑張って塗装して組み立てたいと思います。
以上、ここまでヴァリマール制作日記を読んでくださってありがとうございました。次からは普通の絵師ブログに戻ります :-)
ラストスパートです。量販店でよさげな塗料を見つけたことと、ゴールドの塗膜の弱さが気になったことをモチベーションにして、少しだけ追加で作業しました。
まず、緑のパーツをガンダムマーカー EX のルミナスメタグリーンで着色しました。塗装時の感触として、下地となるシルバーリーフやガンメタルのラッカー塗料を溶かす印象がありましたので、やりすぎないようにほどほどに塗装しました。
次いで、水性プレミアムトップコート半光沢を吹きました。水性を選択したのは関節に使用されている ABS パーツを割らないためです。組み立て前のランナー塗装の段階であれば、ABS パーツを避けて油性のトップコートを使うことができたかもしれません。
トップコートを吹いたら、1 週間ほど乾燥させれば完成です。
以上で、すべての塗装が完了です。次は、完成写真です。
ここまで塗装したパーツをすべて組み立てた結果が下記です、格好いいです、ヴァリマール、格好いいです!!ヴァリマァァァァアルッ!!
アップにすると塗装の粗が見えますが、しかしそれでも格好いいです、ヴァリマール!
干渉するパーツは多いですが、うまく逃がせば十分にアクションポーズを取らせることができます。格好いいです、ヴァリマール!
パッケージ背面に掲載されているポーズを取らせることもできます。どんなポーズも決まりますね。格好いいです、ヴァリマール!
ちょっと語彙力がおかしな感じになりましたが、ここまで塗装した甲斐を感じます。ヴァリマールは格好いいですね。実は、この時点で長期にわたる塗装がしんどくなってきて、一度気分を立て直したいと思ってキットを組み立てたのでした。
以上で組み立ては完了です。もう少し続きます。次は、追加の塗装とトップコートです。
塗り忘れていたハンドパーツのシルバーを塗装します。使用するのは 4 アーティストマーカーのシルバーです。
塗り終えたハンドパーツのランナーが下記です。エングレービングのゴールドの塗装をやり切った人なら難しいことは何もないと思います。私もすんなり塗装できました。
塗装後はゴールドの時と同様に 1 週間程度乾燥させます。印象として、4 アーティストマーカーの塗膜はゴールドよりもシルバーの方が安定して強いように感じました。それでも、できるかぎり手で直接触れることを避ける方が良いと思います。
簡単ですが、以上でハンドパーツの塗装は完了です。次は、組み立ての続きです。
ここまでランナーのまま塗装してきたパーツを説明書に従ってランナーから切り取って組み立てます。
まず、頭と胸部と腰部を組み立てた結果が下記です。嵌め合わせが硬すぎて親指が死ぬかと思いました。しかし、もう格好いいですね。さすがヴァリマールです。
次いで、腕を組み立てた結果が下記です。嵌め合わせが硬すぎて親指が死ぬかと思いました。しかし、ヴァリマールは腕も格好いいですね。
さらに、脚を組み立てた結果が下記です。嵌め合わせが硬すぎて親指が死ぬかと思いました。しかし、ヴァリマールは脚も格好いいですね。
そして、ゼムリアストーンの太刀です。キットの塗装済み箇所を活かしたため、本体で使用したシルバーリーフよりもシルバーが暗めですが、これは味のうちかなと思います。ヴァリマールは太刀も格好いいです。
ここまで組み立てて、ハンドパーツのシルバーを塗装していないことに気づきました。
組み立てはいったん止めて、次は、少しだけシルバーの追加塗装です。
いよいよエングレービングのゴールドの塗装です。SNS では、これがとても大変だと話題ですね。そして、実際に大変でした、あははー。
塗料は公式の指南動画に倣って 4 アーティスト マーカーです。写真にはゴールドだけでなくシルバーも映っていますが、これはゴールドの塗装後にハンドパーツ用に購入したもので、今回のエングレービングの塗装には使用しません。また、エナメル溶剤は例によって拭き取り用です。
ゴールドの塗装は、広い面はマーカーで直に塗装しますが、入り組んだ個所やはみ出しやすい箇所については、マーカーのインクを塗料皿に少しずつ出して面相筆で塗装しました。インクが乾きやすいため、少しずつ出して小分けに進めると作業しやすかったです。
まず初日の成果が下記です。天面だけでなく側面もきちんと塗装することを心がけました。メタリックカラーの塗面はエッジにハイライトが入る印象があって、その方が映えると考えたからです。写真を見る限り、その見立ては間違っていないように思います。
そして二日目の成果が下記です。シルバーよりもガンメタのパーツの方がエングレービングの緩急が強くて、はみ出さずに塗装するのが難しいように感じました。はみだし箇所をエナメル溶剤で拭き取る頻度も高かったように思います。
三日目。集中力が続かないので、少しずつ慎重に進めました。
四日目。これで全部です。長い作業でしたが、ここまでくると慣れが出てきました。
塗装後は 1 週間程度乾燥させます。私はこの際、埃が付着しないように、手持ちの MG Ex-S Ver 1.5 の大きな箱の中に塗装済みランナーを並べて、40 リットルのごみ袋をかぶせて寝かせました。
注意点として、今回使用したゴールドの塗料はラッカー塗料ほどは塗面が強くなく、乾燥させても手で振れると色が付着して塗面の色が褪せていくようでした。塗装後は塗面に触れないことが大切だと感じました。それが難しい場合は、トップコートを吹くのが良いと思います。私は組み立て後にトップコートを吹いていますが、もしかするとランナーの段階でトップコートを吹いても良いのかもしれません。ただし、トップコートを吹くと艶感が変わってしまいますので、吹く前にパーツとは関係のないランナー部分で現物の変化を確認するのが良いと思います。
以上でゴールドの塗装は完了です。この次は、組み立てです。