Chiharu の日記

絵描き C/C++ プログラマーの日記です。

ひぐらし 〜PS2 版、読了

(以下ネタばれ含みます。)
全体的に、作りこみが甘いです。誤字、声優による漢字の読み間違い、テキストと声の不一致。イベント画とテキストの不一致。まぁ、ここまでは凡ミスなのですが (凡ミスだからこそ、この程度のことを残しておいてほしくなかった…)、個人的に納得いかなかったのが、ジジ抜きを美としておきながら、最終的にババ抜きとして話をまとめたこと。また、原作と大きく異なる一部のキャラの立ち位置。そのどれもが納得いかなくて、今、原作の祭囃し編を読んでます。
PS2 でリリースするにあたり、原作においては審査のクリアが難しい表現のある最終章でしたが、だからって PS2 版であんな風にまとめる必要なんてなかったじゃん ? て、一読者としては思うわけです。
多分、問題は、ゲームからゲームへのリメイクだから、このような感想になるのだと思います。これが、小説から映画への展開であったら、描写不足や解釈の違いも、あるいはそれらしく受け取れたのだと思います。そういう意味では、心を大きく持ったとして、その場合は上記の凡ミスこそが許されない欠点ということになるんですけどね。
個々の構成は良かったと思います。声優陣の熱演も良かったですし、刷新されたグラフィックスも、キャラ絵も基本的には好感の持てるものでしたし。とにかく詰めの甘さが、なんだかなぁと、残念な気持ちにさせてくれます。惜しい、の一言ですね。
さて、ひぐらしをプレイしていると、大学時代、岐阜にいたときのことを思い出します。大学の近くの不動産屋さんでシステム管理のバイトをしていたのですが、当時そこのおばちゃんにとても良くしてもらい、しばしばお手製のおかず等をもらっていたのでした。特に印象深いのがサトイモの煮っ転がしで、それがすごく美味しくて、ルームシェアをしていた友人と一緒に食べたときお互いに、一瞬言葉をなくし「本物だね。うちらが今まで作っていた煮物って何だったんだろう」って話をしていたことを思い出します。タッパーいっぱいに詰めてもらったのですが、その時はふたを開けて 5 分くらいで完食しました。本当に美味しかったなぁ。